五百羅漢図  第64幅  禽獣(部分)

五百羅漢図  第61幅  禽獣(部分)

五百羅漢図  第69幅  禽獣(部分)

上:五百羅漢図 第64幅 禽獣(部分)
中:五百羅漢図 第61幅 禽獣(部分)
下:五百羅漢図 第69幅 禽獣(部分)

執念をも感じさせる超絶技巧

執念をも
感じさせる超絶技巧

奇抜な場面を描き出す超絶技巧もまた、この作品の大きな見どころです。強烈な陰影表現、鮮やかな極彩色。その描きこみの細かさたるや、空恐ろしいほど。髪の毛はもちろん、ひげやまつげの一本一本、着物の文様ひとつひとつ、羽やウロコの一枚一枚、草木の葉脈一筋一筋…。この世に存在しないはずのものまでリアルだと感じさせるテクニックが炸裂しています。
幕末のあやしい空気を体現する、グロテスクで華麗な「五百羅漢図」。この絵のすさまじい魔力を間近で味わうことができる、西日本初にして唯一の機会「五百羅漢図」展を、どうぞお見逃しなく。

「我らが自慢のペット集合」羅漢さんは動物がお好き。濃い顔をにんまりさせてお世話中。龍に獅子、ユニコーンや霊獣・白澤… 動物好きにはたまりません。