カナレットとヴェネツィアの輝き|山口県立美術館

カナレットとヴェネツィアの輝き|山口県立美術館

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カナレット 《カナル・グランデのレガッタ》(部分)
  • 1730–39年頃
  • 油彩/カンヴァス
  • ボウズ美術館、ダラム
  • The Bowes Museum, Barnard Castle, Co. Durham, England

2025年4月24日〜6月22日、山口県立美術館にて開催

画家たちを虜にしてきた、水の都。

青い空と穏やかな運河に挟まれた壮麗な建物。金箔と緋色で飾られた豪華な御座船、波間にただようゴンドラ。このいかにも「映える」ヴェネツィアの華やかなイメージを創り出したのが、緻密かつ鮮やかな描写で一世を風靡したカナレット(1697―1768)でした。その評判はヨーロッパ中に広まり、以来、多くの画家たちがこの世にも稀な水上都市に惹かれ、その景観を描きにやってきたのです。本展では、本邦初公開となる多数のカナレット作品を中心に、18世紀から19世紀の印象派まで、およそ200年にわたって描き継がれたヴェネツィアの姿をご紹介します。その富と美しさから「アドリア海の女王」とも呼ばれるヴェネツィア。華麗なるその移り変わりをお楽しみください。

画像:ヴェネツィアの地図

カナレット Canaletto, 1697–1768

本名ジョヴァンニ・アントニオ・カナル(Giovanni Antonio Canal)。1697年、ヴェネツィアに生まれる。舞台背景の画家だった父のベルナルド・カナルと区別するため、「カナレット」(=小さなカナル)と呼ばれた。当初、父の仕事を手伝い、1720年頃に独立。ヴェネツィアの陽光きらめく都市景観を鮮やかに描き出した作品で名を馳せる。1746年からは英国に滞在し、1755年に帰国。1768年、ヴェネツィアで没した。

画像:カナレットの肖像
画像:カナレット《昇天祭、モーロ河岸に戻るブチントーロ》
カナレット《昇天祭、モーロ河岸に戻るブチントーロ》
  • 1738–42年頃 油彩/カンヴァス
  • レスター伯爵およびホウカム・エステート管理委員会、ノーフォーク
  • The Earl of Leicester and the Trustees of the Holkham Estate

開催概要

2025年4月24日(木)〜6月22日(日) 
山口県立美術館

[開館時間] 9:00〜17:00(入場は16:30まで)
[休館日] 月曜日 ※ただし4月28日、5月5日、6月2日は開館
[観覧料]
  • 一般1,600(1,400)円
  • シニア・学生 1,400(1,200)円

18歳以下無料

[主催]
  • 山口県立美術館
  • 毎日新聞社
  • tysテレビ山口
  • スコットランド国立美術館
[後援]
  • 駐日イタリア大使館
  • ブリティッシュ・カウンシル
[協力]
  • 日本航空
  • 日本貨物航空
  • 箱根ガラスの森美術館
  • ITAエアウェイズ
[協賛]
  • DNP大日本印刷
[特別協力]
  • エフエム山口

[特別協賛]

  • ヤマネ鉄工建設株式会社
  • スコットランド国立美術館(National Galleries for Scotland)
  • 文化庁