画像:歌川国芳の作品の数々

歌川国芳展 ― 奇才絵師の魔力

2025年9月25日(木)〜11月24日(月・休)、山口県立美術館で開催。

  1. 《相馬の古内裏》(部分)、弘化2〜3年(1845〜46)頃[通期展示]
  2. 《みかけハこハゐがとんだいゝ人だ》(部分)、弘化4年(1847)頃[通期展示]
  3. 《きん魚づくし ぼんぼん》(部分)、天保13年(1842)頃[通期展示]
  4. 《流行猫の曲手まり》(部分)、天保12年(1841)[前期展示] ※作品はすべて個人蔵

誰もが楽しめる最大級の展覧会 これぞ国芳展の決定版!

江戸時代末期に活躍した歌川国芳(1797─1861)は、それまでの浮世絵の歴史を塗りかえる斬新な作品を生み出しました。人気小説「水滸伝」をテーマとした武者絵の大ヒットをきっかけに、浮世絵師として頭角を現し、美人画、役者絵など幅広いジャンルで存在感を示していきます。とりわけ戯画では、擬人化された動物たちの明るく笑いに満ちた世界をつくりあげ、時にはそこに幕府に対する風刺のメッセージも含ませて、圧倒的な人気を誇りました。奇抜なアイデアやデザインセンス、ユーモアを存分に発揮した国芳。江戸時代の庶民だけでなく、時代や国を越えて、世界中の人々を魅了し続けています。その絶大なる波及力こそ、まさに国芳の〝魔力”といえるでしょう。本展では、武者絵や戯画、美人画、役者絵、風景画など、あらゆるジャンルを手がけた国芳の画業の全貌を紹介し、色鮮やかで良質な摺の浮世絵版画に貴重な肉筆画を加えた約400件で、その魅力に迫ります。

画像:手毬で芸をする着物を着た猫
《流行猫の曲手まり》(部分)
天保12年(1841)[前期展示]
個人蔵
画像:独楽を模した裃を着た大名
《嵌め絵 こま》(部分)
弘化元年(1844)[後期展示] 個人蔵
画像:手ぬぐいを被る猫又
《日本駄右ェ門猫之古事》(部分)
弘化4年(1847)[通期展示] 個人蔵

開催概要

会場

山口県立美術館

[開館時間] 9:00〜17:00(入場は16:30まで)
[休館日] 月曜日(ただし10月6日、13日、11月3日、24日は開館)
[観覧料]
  • 一般1,600(1,400)円
  • シニア・学生1,400(1,200)円

コレクション展セット券 〈当日券のみ〉

  • 一般1,700円
  • 学生1,500円
  • シニアは70歳以上の方、( )内は前売り、オンラインチケットおよび20名以上の団体料金。
  • 高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
  • 障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料。
  • 前売り券は、ローソンまたはミニストップ店内のLoppi(Lコード:62097)、
    セブンチケット(セブンコード:111-936)でお求めください。
    オンラインチケットは、本ウェブサイトの「オンラインチケット」にてご購入いただけます。

18歳以下無料

主催・特別協賛

[主催]

  • 山口県立美術館
  • 読売新聞社
  • KRY山口放送

[特別協賛]

西京銀行

画像:鈴の首を付けた猫
《其まゝ地口 猫飼好五十三疋》(部分)
嘉永元年(1848)頃[前期展示] 個人蔵
画像:睨みをきかせる鬼
《化物忠臣蔵》(部分)
天保10〜13年(1839〜42)頃
[前期展示]
個人蔵
画像:影絵のためにポーズを取る布袋
《絵鏡台合かゞ身 三福神/へび・かへる・まいまいつぶり》(部分)天保13年(1842)頃[前期展示] 個人蔵
画像:うちわを持って歩く金魚の親子
《きん魚づくし ぼんぼん》(部分)
天保13年(1842)頃[通期展示] 個人蔵

イベント

講演会①
「国芳の個性とその魅力」

9月27日(土) 14:00〜15:30

明快な分析で浮世絵研究をリードし続ける浅野秀剛氏に、国芳の魅力についてお話しいただきます。

[講師] 浅野秀剛(あべのハルカス美術館館長、大和文華館館長)
[会場] 山口県立山口図書館レクチャールーム
[定員] 150名(当日先着順)/聴講無料

講演会②
「北斎・広重と国芳の奇想」

11月1日(土) 14:00〜15:30

江戸絵画についてのユニークな展覧会を数多く企画されてきた安村敏信氏に、
奇想をテーマにお話しいただきます。

[講師] 安村敏信(静嘉堂文庫美術館館長、北斎館館長)
[会場] 山口県立山口図書館レクチャールーム
[定員] 150名(当日先着順)/聴講無料

学芸員によるギャラリートーク

  1. 10月4日(土)
  2. 10月11日(土)
  3. 10月18日(土)
  4. 10月25日(土)

14:00〜(45分程度、事前申込不要)

画像:手ぬぐいを被って踊る猫
《日本駄右ェ門猫之古事》(部分)
弘化4年(1847)[通期展示] 個人蔵

音声ガイド

人気声優二人の競演

数々の人気アニメで活躍する声優の花江夏樹さん(「鬼滅の刃」竈門炭治郎役ほか)、釘宮理恵さん(「銀魂」神楽役ほか)のナレーションでご案内します。国芳がこよなく愛した「猫」も登場。国芳にまつわるエピソードも織り交ぜながら、作品の見どころを楽しく紹介します。

VOICE SAMPLE

◎ガイド概要

  • ナレーション、ときどき猫 : 花江夏樹・釘宮理恵
  • 収録時間 : 約35分
  • 貸出料金 : お一人様1台 650円(税込)
  • 展示替に伴い、一部内容が変わります。
  • アプリ配信版はございません。

【音声ガイドサービスに関するお問い合わせ】

(株)アコースティガイド・ジャパン
  • support@acoustiguide.co.jp
  • TEL:03-5771-4083(月~金、10:00~18:00)

acoustiguide

VOICE SAMPLE
画像:演者近影
花江夏樹さん
(声優)
画像:演者近影
釘宮理恵さん
(声優)
山口県立美術館オリジナル 国芳展LINE無料スタンプ登場!|友だち追加でプレゼント(先着500名様)
《流行猫の狂言づくし 団七九郎兵衛ほか》(部分)、天保12〜13年(1841〜42)頃[後期展示] 個人蔵
画像:鯨に刀を突き立てる宮本武蔵
《宮本武蔵の鯨退治》 弘化4年(1847)頃[通期展示] 個人蔵