みどころ

上:《相馬の古内裏》(部分)、弘化2~3年(1845~46)頃[通期展示]
下:《きん魚づくし ぼんぼん》(部分)、天保13年(1842)頃[通期展示]
※すべて個人蔵

現代にも通ずるセンス!国芳づくし、4OO連発!
動物や化けものが人間のようにふるまう世界観、武者たちの鍛え上げられた肉体美、効果音が聞こえてきそうなほどダイナミックな背景描写。国芳の作品は、現代の漫画やアニメにも通ずる表現にあふれています。国芳のセンスを約400件の作品でお楽しみいただきます。

上:《日本駄右ェ門猫之古事》(部分)、弘化4年(1847)[通期展示]
下:《山海愛度図会 七 ヲヽいたい 越中滑川大蛸》(部分)、嘉永5年(1852)[前期展示] ※すべて個人蔵

猫だらけ
大の猫好きであった国芳。“懐に猫を抱きながら絵筆をとっていた”、“亡くなった飼い猫のために位牌を作った”など、愛猫家としてのエピソードにも事欠きません。本展では、たくさんの猫が登場します。

天保12〜13年(1841〜42)頃[後期展示] 個人蔵

上:《偐紫田舎源氏》(部分)、天保7年(1836)頃[後期展示]
下:《東都富士見三十六景 新大はし橋下の眺望》(部分)、天保14年(1843)頃[後期展示] ※すべて個人蔵

彫りよし、摺りよし、国芳!
浮世絵の多くは、絵師・彫師・摺師の共同作業によって木版で制作されました。会場には、細部までシャープな彫、良質な摺の作品がずらりと並びます。加えて保存状態の良さもバツグン!実物だからこそ味わえる作品の質感や、鮮やかな色彩をご堪能ください。

上:《浅草奥山生人形》(部分)、安政2年(1855)[後期展示]
下:《水を呑む大蛇》(部分)、弘化・嘉永期(1844~54)[後期展示]
※すべて個人蔵
