今回は、豆腐を入れるパック容器にセメント・モルタルを流し込んで作る、102ブロックの作り方の続きをお話ししましょう。


普通のコンクリートのように砂などを混ぜずにセメントと水だけで練ったセメント・モルタルですが、これを、うまく作るコツとは何なのか、セメントを練っていてわかったこと(というか当たり前のことですが)、パンやケーキの生地と同じで、ダマにならないことがまず大事なことのようです。

次に、注意することは、出来るだけ、気泡が残らないようにすることです。この点は、ケーキとは逆ですね。セメントが、固まってブロックになるのですが、これをきれいに作り上げるためには、気泡を出来るだけ残さないようにつくるのがいいです。そこで、セメント・モルタルをトーフパックに詰めた後、とんとんとパックを叩いたり、細かくゆらしたりしてやると、ぽつぽつとなかから気泡が出てきます。しかし、全部の気泡が抜けるわけではありません。

こんな風に完成品に気泡のあとが穴になって残ってしまうこともあります。
このブロックは、気泡の穴がないほうがきれいです。見かけには、簡単そうに見えても、色々と細かいところでは色々と技術のいるトーフ・ブロック造りなのです。