毎日人気の「こま撮りえいが こまねこ」。
映画上映だけでなく、映画に使われたセットと
こまちゃんたちも美術館で展示しています。
なんと、こまちゃんのお部屋、おじいの部屋、いぬ子の部屋の3種類!

しかもそれぞれのお部屋にはこまちゃんやラジボーや
いぬ子たち、映画でおなじみの登場人物たちが!


HEART2007オープンの前日、セットの準備をしました。

いよいよセットが箱から出されます。
左手前の後ろ姿は作業を見守る合田経郎監督。

セットが箱から出たら、こまちゃんに表情や動きをつける
アニメーターの峰岸裕和さんの出番です。


映画をご覧になったかたから時々
「こまちゃんって着ぐるみですか?」という質問を受けます。
人間が入っているように見える自然な動きですが、
これは人形を使ったアニメーション。
なめらかに動くのは1秒間に24カット分の
少しずつ違った動きを
1カット1カット撮影しているからなのです。
連続するコマを見ても、どの部分の位置が動いているのか
全然わからないくらいちょっとした違いの連続で
映画ができています。
本当に手間のかかる作業ですが、
だからこそ微妙な表情で細かな感情を
伝えることができるんですね。

セットの傍らには・・・

ラジボーのロボット!


お裁縫セット!
ちっちゃな針山にはちゃんとまち針がついています。
こういった小道具やセットを作られた家辺信二さんも
セットの展示に来てくださいました。

このセットの展示、映画を見てくださった方にも、「こまねこ」を知らない方々にも人気です。


スタッフの愛が込められたこまねこセット。
なかなか本物を見るチャンスはありませんよ!
ぜひ山口県立美術館で見てくださいね。