今日は巨大で革新的なデザインの和紙で知られる気鋭の和紙ディレクター、堀木エリ子さんを講師にお招きして、ちびっこたちと一緒にオリジナル和紙を作るワークショップを開きました。

HEART2009ワークショップ

紙って私たちの生活に、とっても馴染みのあるものですよね。紙を目にしない、あるいは紙に触れない日なんてあるのだろうか・・・と考えてしまうくらい、私たちの暮らしの一部として、毎日使ったり眺めたりしている紙。

そんな「当たり前に存在している紙」を自分たちで作ってみることの意義って何なんでしょう・・・?

現代人は日々の生活の中で何気なく使っているもの(たとえば紙)が、いったい何からできているのか、その原料を知らなかったり、あるいはできあがるまでの過程を考えたりすることなく、ただただ消費していることが多いのではないでしょうか。


♪原料を~知らずに~僕ら~は~育った~♪
(唄 シローズ)


今回のワークショップはちびっこを対象にしたものでしたが、「原料を知らない子供たち」は、今のちびっこたちだけではなく、都会に住む現代人は多かれ少なかれ、みんなそうなのだと思います。あるいは、大人になればなるほど、そうなるのかもしれません。

消費するだけではなく、むしろそれ以上にモノの成り立ちを考える・・・。

それは身の回りのモノに対する理解を深め、大切に使うことにつながるように思います。そしてそれが、「紙」という身近なものを通じた体験であるがゆえに、なおさら、今回のワークショップは面白く、かつ新鮮でした。

そしてちびっこたちが一生懸命に漉いた自慢の作品がこちら!!

HEART2009ワークショップ

ど~だい~?

かわいいだろ~♪

みんなが作ってくれた和紙は11月の半ばころから井筒屋さんで展示しますので、みんな自分の作品を探してみてね♪


と、いうわけで、新米学芸員fiskerとmok並びに偉大な先輩学芸員、仏像のことなら俺に聞け!でお馴染みのTGさんでお伝えしてきましたHEART2009も本日で終了です。
明日から早速HEART2010の準備に取り掛かりますので(真偽のほどはご想像にお任せします)、来年もまた、アートな秋にお会いしましょう♪