1900年、ベル・エポック(良き時代)と呼ばれる華やかな時代にパリで結成された「ソシエテ・ヌーヴェル(画家彫刻家新協会)」。
エドモン・アマン=ジャンやアンリ・ル・シダネル、アンリ・マルタンなど新進気鋭の画家たちが多く所属したこの会は、20世紀初頭のフランス美術界を代表するグループでした。
印象派を受け継いで光の表現を追求し、親しみやすく穏やかな彼らの作風は、商業的にも批評的にも成功をおさめたのです。
しかし、同時期のフォーヴィスムやキュビスムといった前衛的な芸術運動が後に重要視されていく中で、穏健な彼らの活動は顧みられる機会を失っていったのでした。
本展は、近年再評価が進んでいるこの「ソシエテ・ヌーヴェル」の画家たちに光を当て、その足跡をたどるものです。
自然の風景や人々が、詩情豊かに親しみを込めて描かれた作品の数々をお楽しみください。
- 「ソシエテ・ヌーヴェル(画家彫刻家新協会)」とは?
- 1900年に、パリで若い芸術家たちの作品を発表する目的で結成されたグループ。1922年まで毎年春に展覧会を開催し、成功をおさめました。
当時のパリジャンにその作品を愛された彼らはベル・エポックを代表する芸術家であり、印象派を直接受け継いだ最後の存在でもあります。
2016年11月7日(月)〜12月11日(日) 山口県立美術館
- [開館時間] 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- [休館日] 月曜日 ※ただし11月7日、12月5日は開館
- [観覧料] 一般1,200(1,000)円/シニア・学生1,000(800)円
- シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
- 18歳以下および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
- 障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料。
- 前売り券は、ローソンチケット(Lコード61455)、セブンチケットおよび県内各プレイガイドでお求めください。
- [主催]山口県立美術館、毎日新聞社、tysテレビ山口
- [後援]在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
- [協力]日本航空 [企画協力]株式会社ブレーントラスト
- [特別協力]エフエム山口 [特別協賛]エルクホームズ株式会社
芸術の秋はぜひ、山口県立美術館、毛利博物館へ。20世紀初頭のパリに花開いた絵画と、
雪舟による国宝《四季山水図(山水長巻)》をご堪能ください。「国宝展」は10月29日(土)から12月4日(日)まで(会期中無休)。
- [日時] 11月12日(土) 14:00〜15:00
- [会場] 山口県立美術館 講座室
- [講師] 矢追愛弓(山口県立美術館 学芸員)
- [定員] 80名(当日先着順、無料)
[日時] 11月12日、19日、26日、12月3日(いずれも土曜日) 10:00〜(30分程度、申込不要)
[日時] 11月19日、26日、12月3日(いずれも土曜日) 11:00〜(30分程度、申込不要)