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《帽子と毛皮の襟をつけた女》1937年個人蔵
Photo:ImageArt Antibes(France)
© 2004-Succession Pablo Picasso -SPDA(JAPAN)
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「ピカソが守った二つの宝物。
絵を描くための自由と、
ジャクリーヌへの愛。」
（D.D.ダンカン）
パブロ・ピカソ（1881-1973）。知らぬ者のいない世界的な大画家です。若くして名声を確立し、その後も新しい表現に挑戦し続けて91年の生涯を制作にささげた彼は、まさに20世紀を代表する巨匠といえるでしょう。
ところで、この巨匠は70歳をすぎてなお恋をしました。お相手は45歳も年の離れたジャクリーヌ・ロック（1926-1986）。彼女の愛情に包まれて過ごした晩年の20年は、公私ともにピカソにとってかけがえのない幸福な日々となりました。
今回は、最後の妻・ジャクリーヌの相続したコレクションから、油彩、素描、彫刻あわせて130点（一部展示替があります）をご紹介します。キュビスム時代の作品、初めての息子を描いた作品、ジャクリーヌと出会ってからの晩年の作品をはじめ、ほとんどが日本初公開のピカソです。どうぞごゆっくりお楽しみください。
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