奈良時代、天平神護元年(765)、聖武天皇の後を継いだ娘帝・称徳天皇が、「鎮護国家」を願い創建した西大寺。平城京においては、官大寺の総称「南都七大寺」の一つに数えられ、東大寺などと並び称される寺格を誇った、西の大寺でした。鎌倉時代には、稀代の高僧・叡尊が、密教において戒律を重視した教え(後の“真言律”)を広め、仏教を盛んにし、人民を救済する「興法利生(こうぼうりしょう)」をスローガンに独自の宗教活動、社会事業を展開しました。さらに未曽有の国難・蒙古襲来に直面する中で、叡尊の教えは弟子たちによって近畿から東国へ、そして瀬戸内から山口を経て九州一円へと広がります。その過程で、数多くの仏教美術の名品が制作され、今に伝わっているのです。
本展では、創建1250年を迎えた西大寺と、近畿、関東、中国、九州地方の真言律宗ゆかりの寺院に伝わる彫刻・絵画・工芸品など、奈良時代から江戸時代までの優れた仏教美術約80件を紹介します。
- [開館時間] 9:00~17:00 (入館は16:30まで)
- [休館日] 月曜日 ※ただし11月6日、12月4日(ファーストマンデー)は開館
- [観覧料] 一般1,300(1,100)円/シニア・学生1,100(900)円
- ※シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
- ※高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方等は無料。
- ※障害者手帳等をご持参の方とその介護の方1名は無料。
- ※前売り券は、ローソンチケット(Lコード61670)、セブンチケットおよび県内
各プレイガイドでお求めください。詳細は展覧会WEBサイトにてご確認いただけます。
- [主催] 奈良西大寺展山口実行委員会(山口県立美術館、朝日新聞社、yab山口朝日放送、山口市)、
真言律宗、総本山西大寺、日本経済新聞社、BSジャパン - [特別協力] 神奈川県立金沢文庫
- [協賛] 損保ジャパン日本興亜、大伸社、三井不動産
- [山口会場後援] 山口県教育委員会、山口市教育委員会、一般社団法人山口県観光連盟、
山口商工会議所、一般財団法人山口観光コンベンション協会、湯田温泉旅館協同組合 - [山口会場特別協力] エフエム山口
- [山口会場特別協賛] カシワバラコーポレーション
- [日時] 11月25日(土)14時~15時30分 [会場] 山口県立美術館 講座室
- [講師] 佐伯俊源(真言律宗教学研究所所長) [定員] 80名 【当日先着順】 聴講無料
大きな器で1杯のお茶をまわし飲む、西大寺の伝統的な茶儀を体験
- [日時] 11月26日(日) 10時~、11時~、13時~、14時~ (各約60分)
- [会場] 山口市菜香亭(山口市天花1-2-7) [定員] 各回30名 【要事前申込・先着順】
- [料金] 1,000円(展覧会チケット付き1,800円)
- [日時] 10月28日(土) 14時~15時 [会場] 山口県立美術館 講座室
- [講師] 福田善子(山口県立美術館 学芸課主任) [定員] 80名 【当日先着順】 聴講無料
[日時] 10月21日、11月4日、11日、18日(いずれも土曜日) 10時~(30分程度、事前申込不要)
美術館ボランティア・スタッフと一緒に、お話をしながら作品をじっくり鑑賞します
- [日時] 11月11日、18日、25日(いずれも土曜日) 11時~(30分程度、事前申込不要)
- [対象]3歳以上 [会場] 展示室内
- [日時] 11月11日(土) 18時30分開場/19時開演
- [会場] 山口県立美術館エントランスホール [定員] 100名 【要事前申込・先着順】
- [料金] 2,200円(展覧会チケット付き3,000円)
お申し込み方法
参加希望のイベント名(「大茶盛体験」の場合は希望時間を優先順に)、①全員の氏名、②年齢、③住所、④電話番号を明記の上、ウェブサイトの申込フォームまたは往復はがきでお申し込みください。当館より折り返しご連絡いたします。