《女帝マリア・テレジアの肖像》1759
マルティン・ファン・マイテンス
©Gemäldegalerie der Akademie der
bildenden Künste Wien
ようこそ
マリア・テレジアの
ウィーンへ
18世紀ウィーンに君臨した女帝、マリア・テレジア。都市ウィーンの黄金時代は、音楽や芸術を愛し、文化政策にも心をくだいたマリア・テレジアの治世に始まりました。華やかなマリア・テレジア時代のウィーンから、展覧会が始まります。
《ウィーン美術アカデミーの裸体教室》1787
マルティン・フェルディナント・クヴァダル
©Gemäldegalerie der Akademie der
bildenden Künste Wien
芸術の都ウィーン
17世紀末に、一人の画家の素描塾から始まったウィーン美術アカデミー。マリア・テレジアの下で制度改革され、帝国の美術活動の拠点としてさまざまな美術家を惹きつけました。ここでは、18-19世紀に活躍したアカデミーゆかりの画家の作品をご紹介いたします。
《三美神》1620-24
ペーテル・パウル・ルーベンス
©Gemäldegalerie der Akademie der
bildenden Künste Wien
バロックの巨匠たち
16世紀末から18世紀にかけて、より迫真的で親しみやすい美術が好まれるようになりました。ドラマチックな演出を特徴とするこの美術は「バロック」と呼ばれています。ここでは、ルーベンスやレンブラントをはじめとする、華麗なるバロック絵画の世界をご案内いたします。
《花瓶のある静物画》
ヤン・ファン・ハイスム
©Gemäldegalerie der Akademie der
bildenden Künste Wien
花・鳥・宴
―ネーデルラント絵画
の楽しみ
ネーデルラントとは、現在の、オランダとベルギーのあたりをさします。17世紀、この地方では裕福な市民が絵画愛好家の仲間入りをはたしました。ここでは、とりわけ彼らに人気の高かった、静物画や庶民を描いた風俗画をご紹介いたします。
《ルクレティア》1532
ルーカス・クラナハ
©Gemäldegalerie der Akademie der
bildenden Künste Wien
クラナハ―北方ドイツ
・500年前の宮廷趣味
ルーカス・クラナハは、16世紀はじめにハプスブルク家が統治するウィーンで活躍した後、ザクセン選帝侯のもとで宮廷画家になったドイツの大画家です。ザクセン宮廷をとりこにした、彼の描くしなやかなで官能的な女性像をごらんください。
《池のある風景》1651頃
ヤーコプ・ファン・ロイスダール
©Gemäldegalerie der Akademie der
bildenden Künste Wien
ヨーロッパ風景画物語
かつては単に物語の背景として描かれていた自然が「風景画」として独立したのは16世紀のことです。それ以来、ヨーロッパ絵画においてはさまざまな自然が描かれてきました。16世紀のネーデルラントから19世紀ウィーンまで、描かれた風景の400年をごらんください。
©The Yamaguchi Prefectural Museum of Art