フランスの英雄として世界に名高いナポレオン・ボナパルト(1769–1821)は、軍事的指導者、政治家として並はずれた才能でフランス革命後の混乱を統制し、国外へも勢力を広げて強大なフランス帝国を築きました。その一方、文化や芸術面にも強い関心を寄せ、ナポレオンの時代には新古典主義、アンピール様式といった新しい美術が流行します。こうした美術様式は絵画や彫刻のみならず、建築や室内装飾、家具などにも取り入れられ、美しい品々が数多く製作されました。またエジプト遠征の際には、多数の学者や芸術家を同行させてエジプトについての調査・研究を行ったり、ルーヴル宮殿を美術館として広く一般市民へ公開し、さらにはサロンの組織改正にも取り組むなど、19世紀初頭のフランス文化、芸術はナポレオンの存在によって大きな飛躍をとげました。本展では、ナポレオンの幅広い文化性に焦点を当て、同時代の絵画、彫刻、工芸、ジュエリーなど約100点の作品を紹介します。

■展覧会

大ナポレオン展 ─文化の光彩と精神の遺産─

[日時] 2009年8月5日(水)〜9月13日(日)
[開館時間] 9:00〜17:00 (入館は16:30まで)
[休館日] 月曜日

観覧料(円) 当日 前売 団体(20名以上)
一般 1,000 800 800
シニア(70歳以上) 800 500 500
学生 800 500 500

※18歳以下、および高等学校、中等教育学校、
 特別支援学校に在籍の方等は無料
※前売り券は、ローソンチケット(Lコード64521)
 および県内各プレイガイドでお求めください。
 プレイガイドの詳細は、当ウェブサイトにて
 ご確認いただけます。

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