明治の終焉とともに大正が始まるのは今からちょうど100年前。それから昭和の初めにかけての約30年間は、富国強兵の号令のもとで近代化を推し進めてきた明治期の日本には見られなかった新しい大衆文化が大きく花開きました。
街には流行の最先端をゆくモダンボーイ、モダンガールが登場し、少年少女雑誌を中心にモダンでハイカラな風俗を描く挿絵画家が次つぎと誕生しました。細身ではかなげな女性像を描いた竹久夢二(1884-1934)、シャープな線で華麗な美人像を描いた高畠華宵(1888-1966)はその代表的な画家として一世を風靡します。
本展では竹久夢二、高畠華宵を中心に、蕗谷虹児、岩田専太郎、中原淳一、鏑木清方、伊東深水、橋口五葉らの日本画、版画、挿絵原画、絵葉書、楽譜、装丁本など約250点を展示します。新たな時代の幕開けを迎える人びとの心を魅了した華やかな大衆芸術の世界をお楽しみ下さい。
2012年11月17日(土)~12月24日(月)
[開館時間] 9:00—17:00(入館は16:30まで)
[休館日] 月曜日 *ただし、12月24日は開館
[観覧料] 一般900円(700円)/シニア700円(500円)
学生700円(500円)
*シニアは70歳以上の方、( )内は前売りおよび20名以上の団体料金。
*18歳以下、および高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在籍の方は無料。
前売り券は、ローソンチケット(Lコード 62765)、セブンチケット(セブンコード 019-584)および県内各プレイガイドでお求め下さい。
◎コレクション展セット券
一般1000円(800円)/学生800円(600円)
*当日券のみ *( )内は20名以上の団体料金。
*シニア(70歳以上)の方は、コレクション展は無料。
[主催] 山口県立美術館、毎日新聞社、tysテレビ山口
[特別協力] エフエム山口
[監修] 中右瑛(国際浮世絵学会常任理事)
[企画協力] E. M. I. ネットワーク
[協賛] Cross Land山口